かけはし
7/24 朝一番に家を出て、人生初の埼玉県へ行きました。

矢野先生のご紹介で、今回のブルゾンの縫製をして頂く「ファッションいずみ」の水出ご夫妻を訪ねて。
SNSのおかげで、お会いするのは初めてでも、何となくはじめましてではない感覚。
勝手なイメージ「ここはもっとこうした方が…」と水出さんからの意見が出て、打合せはかなりヒートアップするのではとドキドキしながら玄関を入ったのですが、
矢野先生が仕様の詳細を伝えながら水出さんに一つ一つ確認され、水出さんはうなずく。
打合せは滞りなく進み、途中から新刊の取材も兼ねてみんなでわいわいと撮影会となりました。
(水出さんは、思っていたよりも寡黙で、チャーミングな方でした。)

9/2 完成したサンプルの確認に、矢野先生と再び水出さんのアトリエへ伺いました。
最初は別アイテムの打合せから入り、いよいよブルゾン…。
テーブルに置かれた時、これまでずっと見てきた生地の表情が全く違って見えました。
光沢が入った様な凛とした美しさ、生地にしわやよれがなくとても上品な美しさ。

ボタンを開けて、ゆっくり両手で開けると、パイピングが見事に整列しすごい迫力でした。
技術×技術、矢野先生と水出さんご夫妻のこれまでの歴史がここに凝縮されているようで、自然と涙がでてしまいました。

しばらく矢野先生と二人で試着をしてから、水出さんご夫妻とサンプルを囲みました。
売場から感じるコトをデザインにまとめ、それをパターンに落としていく矢野先生、生地の裁断から縫製までをご夫婦で行う水出さん、そしてそれを販売する私。
それぞれの視点と経験で、意見を交換しました。
どんな仕事もそうだと思うのですが、分野と分野、人と人の「間」「かけはし」が大切だと思うんです。
どうしても遠慮だったり、会話不足があると、ここにちょっと隙間ができてしまう。
さらにたくさんの人を介すると、どんどんその隙間が大きくなり、温度が下がり、完成した物は最初の意図と別のものになってしまう。
それが、今回の企画では今アトリエにいるこの4人でスタートから終わりまで(生地の製織は別として)完結できるんです。
こんなこと、なかなかないんです。
目の前で「このポケットの裏のパイピングの角度は重要ですか?変えても問題ない部分ですか?」
「ここはアイロンでいけます?それともパターン修正しましょうか?」
それぞれが相手の事を考えながら隙間と隙間が重なり合うので、隙間の部分が非常に強い繋ぎ目になる。
温度まで伝わる。


そして、その出来たてのサンプルを翌日新刊の撮影に使用頂く金子さん・木村さんにお渡しでき、
生地を織っている人から、撮影をする人まで、それぞれがみんな繋がっていて顔がわかる関係。
奇跡のような出来事。
発売は11月、楽しみで仕方がありません。


矢野先生のご紹介で、今回のブルゾンの縫製をして頂く「ファッションいずみ」の水出ご夫妻を訪ねて。
SNSのおかげで、お会いするのは初めてでも、何となくはじめましてではない感覚。
勝手なイメージ「ここはもっとこうした方が…」と水出さんからの意見が出て、打合せはかなりヒートアップするのではとドキドキしながら玄関を入ったのですが、
矢野先生が仕様の詳細を伝えながら水出さんに一つ一つ確認され、水出さんはうなずく。
打合せは滞りなく進み、途中から新刊の取材も兼ねてみんなでわいわいと撮影会となりました。
(水出さんは、思っていたよりも寡黙で、チャーミングな方でした。)

9/2 完成したサンプルの確認に、矢野先生と再び水出さんのアトリエへ伺いました。
最初は別アイテムの打合せから入り、いよいよブルゾン…。
テーブルに置かれた時、これまでずっと見てきた生地の表情が全く違って見えました。
光沢が入った様な凛とした美しさ、生地にしわやよれがなくとても上品な美しさ。

ボタンを開けて、ゆっくり両手で開けると、パイピングが見事に整列しすごい迫力でした。
技術×技術、矢野先生と水出さんご夫妻のこれまでの歴史がここに凝縮されているようで、自然と涙がでてしまいました。

しばらく矢野先生と二人で試着をしてから、水出さんご夫妻とサンプルを囲みました。
売場から感じるコトをデザインにまとめ、それをパターンに落としていく矢野先生、生地の裁断から縫製までをご夫婦で行う水出さん、そしてそれを販売する私。
それぞれの視点と経験で、意見を交換しました。
どんな仕事もそうだと思うのですが、分野と分野、人と人の「間」「かけはし」が大切だと思うんです。
どうしても遠慮だったり、会話不足があると、ここにちょっと隙間ができてしまう。
さらにたくさんの人を介すると、どんどんその隙間が大きくなり、温度が下がり、完成した物は最初の意図と別のものになってしまう。
それが、今回の企画では今アトリエにいるこの4人でスタートから終わりまで(生地の製織は別として)完結できるんです。
こんなこと、なかなかないんです。
目の前で「このポケットの裏のパイピングの角度は重要ですか?変えても問題ない部分ですか?」
「ここはアイロンでいけます?それともパターン修正しましょうか?」
それぞれが相手の事を考えながら隙間と隙間が重なり合うので、隙間の部分が非常に強い繋ぎ目になる。
温度まで伝わる。


そして、その出来たてのサンプルを翌日新刊の撮影に使用頂く金子さん・木村さんにお渡しでき、
生地を織っている人から、撮影をする人まで、それぞれがみんな繋がっていて顔がわかる関係。
奇跡のような出来事。
発売は11月、楽しみで仕方がありません。


