奈良・大和郡山市、靴の産地を訪ねて。
こんにちは、西尾です。
やっと少しずつ春の足音が聞こえてきたこの頃。
今度、新しくお店でイベントをすることになった「TOUN(トウン)」と「Ponte de pie!」。2つのブランドの現場を見に、航平くんと二人で奈良県へ行ってきました。
枚方から、車を1時間ほど走らせ、奈良県は大和郡山市へ。
「小泉工業団地」の看板が見えてきました。
右を向いても左を向いても、それぞれの会社の靴工場が立ち並ぶその光景は、「ここは靴の産地なんだ」と誰でもはっきりとわかるような雰囲気でした。

今回、僕ら二人を出迎えてくれたのは、入社2年目の岩野さん。
とても爽やかな担当さんで、終始とても分かりやすく、言葉を丁寧に選んで話されていたのが印象深かったです。

お邪魔した「オリエンタルシューズ株式会社」さんは、1957年創業の老舗メーカー。
その確かな技術をベースに、2020年からスタートしたのが「TOUN」です。
コンセプトは「new nostalgic(ニューノスタルジック)」。
奈良のデザインファーム「オフィスキャンプ」さんがプロデュースし、
同じく奈良出身の山野英之さんがデザインを手がける。
まさに「奈良でつくる・考える・カタチにする」を地で行くブランドです。

新しいけれど、どこか懐かしい。
洗練されているけれど、温かい。
そんな絶妙なバランスが、お店の空間にも
すとんと馴染んでくれるような予感がしました。
革靴の強さと、スニーカーの優しさと
岩野さんにお話を聞いていて一番驚いたのは、その「歩き心地」へのこだわりです。
TOUNの靴は、革靴のシャキッとした「耐久性の高さ」と、
スニーカーの「歩き心地の良さ」の、まさにいいとこ取り。
モデルによっては、裏地をあえて張らない「アンライニング仕様」にしたり、
インソールに工夫を凝らしたりすることで、
驚くほど柔らかく、しなやかな足あたりを実現しています。
実際に手に取ってみると、見た目以上の「軽さ」に驚きました。
同行した航平くんも、その感触を確かめるように何度も頷いていました。
そして何より嬉しいのが、リペア(修理)が可能だということ。
以前完成したブルゾンも「3代、150年着続けてほしい」とお伝えしましたが、
この靴もまた、手入れをしながら長く、大切に寄り添ってくれる一足になるように感じました。

日本人のための、日本の靴
「意外かもしれませんが、日本の量販店を見ても、実は日本製の靴って少ないんです。」
岩野さんは少し真剣な表情でそう教えてくれました。
「日本人が履くことを前提に作った、日本製の靴。その良さをぜひ体感してほしい」
その言葉には、産地で守り続けてきた技術への自負と、
履く人への誠実な想いが詰まってるように思いました。

効率やスピードが重視される時代だからこそ、
「じっくりと継続し、発信していくこと」の大切さを、
奈良の靴づくりの現場でも改めて教えてもらった気がします。
近々、Repos de midiの店頭で、この靴をご紹介します。
ぜひ、その履き心地の奥行きを体感しにいらしてください。
Ponte de pie!については次回のブログで触れたいと思いますので、
楽しみにお待ちくださいね~!
西尾


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